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監修:札幌医科大学医学部泌尿器科学講座 教授 舛森 直哉 先生

治療内容について

病期(stage)別治療

腎細胞がんの治療の基本は、病期にかかわらず手術療法ですが、病期が進行するにつれて、薬物療法が中心となってきます。

【腎細胞がんの病期と治療】

独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター腎細胞がん

I期およびII期

リンパ節転移や遠隔転移のないI期およびII期の治療では、根治を目指して腎摘除術を行います。ただし、腫瘍径が4cm以下の早期がんや、腎臓が1つしかない場合、腎臓が2つあっても反対側の腎機能が低下している場合は、腎部分切除術が行なわれることもあります。

腫瘍径4cm以下の場合、腎部分切除術は生存率、再発率において腎摘除術と比較して遜色がなく、腎機能の温存の面で有用であり、推奨されます。

III期

III期の治療も根治を目指した腎摘除術を基本としますが、III期以降の腎摘除術では副腎も摘除します。

また、リンパ節転移の有無によって治療法が異なり、リンパ節転移がある場合には、腎摘除術に加えてリンパ節郭清を行います。

リンパ節転移がなく、下大静脈にがんが進展している場合には腎摘除術に加え、下大静脈にひろがったがんを摘出する手術が推奨されています。

IV期

がんが腎周囲の脂肪組織を超えて進展していても、原発巣を摘出することでその後の経過の改善が期待できますので、手術が可能であれば積極的に腎摘除術を行います。術式は遠隔転移の有無によって異なります。

遠隔転移がなく、2個以上のリンパ節転移がある場合は、III期と同様に根治を目指して副腎を含む腎摘除術を行います。遠隔転移はなく、がんが副腎など周囲の臓器へ浸潤している場合には、腎摘除術および浸潤臓器合併切除術が推奨されています。

遠隔転移がある場合は、全身状態が良好で、術後に転移巣の薬物療法が可能な患者さんには積極的に腎摘除術が推奨されます。ただし、手術の適応については、患者さんの状態などを考慮し、慎重に決める必要があります。その後の治療は、転移巣切除術や薬物療法、放射線療法から選択されます。

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