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監修:札幌医科大学医学部泌尿器科学講座 教授 舛森 直哉 先生

治療中の生活アドバイス

日常生活での注意点

1.手術後は、規則正しい日常生活に心がけましょう。

腎摘除術を行い腎臓が1つになっても、腎機能が正常であれば、日常生活に支障を来すことは通常ありません。また、多くの場合食事を制限する必要はありません。暴飲暴食を避け、消化のよいものを規則正しく食べましょう。ただし、高血圧や糖尿病など腎機能を悪化させる病気を持っている場合は、持病を悪化させないように、日常生活には注意が必要です。担当医の指導に従うよう心がけてください。

2.服薬日誌を付けましょう。

分子標的薬治療を受ける場合には、それぞれの用法・用量や服用時間に注意しましょう。食事や飲み物の影響を受けやすいお薬もあります。
また、分子標的薬にはそれぞれ特有の副作用の症状がみられることがあります。

服薬の状況や体の状態、気づいたことをメモしておき、次回の診察時に主治医に見せましょう。現在服用しているお薬の効果や副作用などを判断し、その後の治療方針を考えるためにもとても役立ちます。

3.他の病気で病院にかかる場合、腎細胞がんの治療を受けていることを伝えましょう。

他の診療科などを受診する際には、現在、腎細胞がんの治療を行っていること、また服用しているお薬について必ず伝えましょう。また、市販のお薬を服用する場合も事前に主治医に相談しましょう。

薬物療法の副作用について

分子標的薬にはそれぞれ特有の副作用の症状があります。ただし、副作用のあらわれ方は、服用しているお薬によって異なるだけでなく、同じお薬でも人によって異なります。症状が出た時には早い段階で気づけるように、どのような副作用が出る可能性があるかを知っておきましょう。

頭痛、めまい、ふらつき、血圧が高い(高血圧)

分子標的薬の中には、副作用として、血圧に影響を与えるものがあります。治療中は、毎日欠かさずに血圧を測定する習慣をつけるとともに、このような症状が続く場合は主治医に相談してください。

日常生活のポイント

  • 血圧は毎日同じ時間に測定し、記録しましょう。
  • 血圧を下げるお薬が出ている場合、飲み忘れないように注意してください。

吐き気、嘔吐、食欲不振

分子標的薬の中には胃の機能に影響を及ぼし、吐き気や食欲不振などを起こすものがあります。吐き気や嘔吐が激しくおさまらない場合や、食欲がなくて食事をほとんど取れない場合には、主治医に相談してください。

日常生活のポイント

  • 口当たりのよいもの、好みの食べ物を少量ずつ食べるようにしましょう。
  • 脂っこい食品や香りの強い食品を避けましょう。
  • 体を締め付ける衣服を避けるようにしましょう。

下痢、おなかの痛み

分子標的薬の中には腸の機能に影響を及ぼし、下痢などを起こすものがあります。主治医から下痢止めを処方されている場合はお薬を服用してください。下痢止めを飲んでも症状がおさまらない場合や、便に血が混じるような場合は、主治医に相談してください。

日常生活のポイント

  • 水分をこまめにとるようにしましょう。
  • 食事は消化しやすいように少量ずつ、ゆっくり食べるようにしましょう。
  • 脂っこい食品、食物繊維の多い食品、刺激が強い食品を避けましょう。
  • 牛乳や乳製品は控えましょう。
  • アルコールやカフェインが入った食品は避けるようにしましょう。

発熱する

分子標的薬やインターフェロンによる治療を行っているときは、感染症の原因となる菌を排除する機能がおとろえる場合があります。

日常生活のポイント

  • 人混みを避け、外出時はマスクを着用しましょう。
  • 食事の前や外出後には、手洗い、うがいを行いましょう。

疲労感、だるさ

分子標的薬やインターフェロンによる治療を行っているときは、疲労感やだるさを感じることがあります。

日常生活のポイント

  • 十分な睡眠をとり、長時間活動するときは休憩を入れましょう。
  • 動作をゆっくり行いましょう。
  • 疲れたら無理をせず、横になって休みましょう。

出血しやすい、血がとまりにくい

分子標的薬によって、止血する作用のある物質が減少することがあります。出血頻度が多い場合には主治医に相談しましょう。

日常生活のポイント

  • 歯ブラシはやわらかいものを使ってゆっくり行い、歯ぐきを傷つけないようにしましょう。
  • 鼻をかむ場合や排便時には、力みすぎないようにしましょう。
  • はげしい動作を避け、ケガをしないように注意しましょう。

髪や皮膚、手足、爪に変化がみられる

分子標的薬の服用中に髪の色が変わったり、抜けたり、発疹が全身や手のひら足の裏に出たりすることがあります。髪や皮膚、手足、爪などにいつもと違う変化があらわれたら、がまんせずに主治医や看護師などに相談してください。

日常生活のポイント

  • 皮膚の乾燥や発疹には保湿クリームが有効です。アルコールの入っていないタイプ(ワセリンなど)を選びましょう。
  • 直接肌にふれる衣服は、化学繊維やウールなどの素材を避けましょう。
  • 刺激の強い石けんやボディーソープは使わないようにしましょう。
  • 日焼けは避けましょう。

その他にも次のような症状があらわれることがあります。

  • 動悸がはげしい、息ぐるしい
  • 口内炎ができる
  • 手足や顔がむくむ

上記のような症状があらわれたり、普段と違って気になることがあったら、早めに主治医に相談しましょう。

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