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監修:札幌医科大学医学部泌尿器科学講座 教授 舛森 直哉 先生

  • よくある質問

よくある質問

腎細胞がんに関するよくある質問を掲載しています。

疫学

腎がん患者さんはどのくらいいますか?
腎がん(腎盂がんを含む腎がん全体)の患者数は年々増加しており約23,000人1)と推定されています。また画像検査の進歩により早期に発見される機会が多くなり、治療法の向上もみられているものの、死亡数も全体として増加傾向にあります。

1)国立がん研究センターがん対策情報センター 全国がん罹患モニタリング集計 2012 年罹患数・率報告(2016年3月)
男性と女性はどちらの患者が多いですか?
男女比は約2:1で男性に多く発症します2)

2) 国立がん研究センターがん対策情報センター がん情報サービス
何歳くらいに発症しやすいですか?
50~70歳代にかけて多く、高齢になるほど罹患率は高くなります3)

3)国立がん研究センターがん対策情報センター がん情報サービス
どんな人が腎細胞がんになりやすいですか? 遺伝しますか?
肥満、高血圧、喫煙の習慣がある人や、10年以上透析治療を受けている人は、腎細胞がんの発症リスクが高いことがわかっています。また、職業上、重金属や有機溶媒に長期間接触している人も挙げられます。遺伝的には、特定の遺伝子に異常のある家系では腎細胞がんを発症しやすいことがわかっています4)

4)吉田修監修:インフォームドコンセントのための図説シリーズ 腎がん 改訂版, 医薬ジャーナル社, 22-23(2011)

症状

どのような症状があらわれますか? 痛みはありますか?
腎細胞がんの早期はほとんど無症状です。進行してくるにつれ、血尿やお腹のしこり、疼痛がみられるようになります。しかし最近では、人間ドックなどや他の病気で検査を受けた際に偶然に発見されることが多いため、症状のない場合が多いといえます。

診断・治療

腎細胞がんの発見のきっかけはどのようなことですか?
健診の普及や画像検査の進歩により、がんの症状があらわれる前に、人間ドックなどや他の病気で検査を受けた際に偶然に発見されることが多くなっています。腎細胞がんは画像検査で発見されやすいがんであり、見つけ出すために特別な検診が行なわれることはありません。
どの診療科で診てもらえばよいですか?  また専門医はどうやって探せばいいですか?
腎細胞がんは泌尿器科で診療しています。「泌尿器科専門医」は、日本泌尿器科学会のホームページに専門医一覧が掲載されています。また、近年増えている腹腔鏡下手術については、「泌尿器腹腔鏡技術認定制度」が設けられています。日本泌尿器科内視鏡学会のホームページには、審査に合格した認定医一覧が掲載されています。
どのように診断されますか?
腎細胞がんは主に画像検査により診断されます。まずは超音波検査によりスクリーニングが行なわれます。腎細胞がんは、他のがんの診断と異なり、生検による病期組織診断を行わないで、画像検査によって確定診断が可能ながんで、良性腫瘍との鑑別もほぼ可能です。

→詳しくは【診断方法について】をご覧ください
どのような治療をしますか?
腎細胞がんの治療は、手術療法を中心に、薬物療法などを組み合わせて行います。通常、病期にかかわらず、可能な限りがんを摘出する手術を行います。薬物療法では、インターフェロンなどによる免疫(サイトカイン)療法や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬による治療を行います。病期の進行度合いや、患者さんの全身状態などを考えて、もっとも適した治療方法を選びます。

→詳しくは【治療について】をご覧ください
腎細胞がんはどこに転移しやすいですか?
腎細胞がんは進行すると、隣接する副腎に進展したり、リンパや血液の流れにのって離れた臓器にも転移します。とくに転移しやすいのは肺や骨です。転移した場合には、サイトカインや分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬などの薬物療法を組み合わせた総合的な治療を行います。最近では、いくつもの分子標的薬や、免疫チェックポイント阻害薬が開発され、予後も改善されてきています。
分子標的薬にはどのような副作用がありますか?
分子標的薬にはそれぞれ特有の副作用の症状があります。ただし、副作用のあらわれ方は、服用しているお薬によって異なるだけでなく、同じお薬でも人によって異なります。

→詳しくは【治療中の生活アドバイス】をご覧ください
妊娠中(あるいは授乳中)でも腎細胞がんの治療を受けることはできますか?
妊娠中には放射線治療を受けることができません。また、腎細胞がんのお薬には妊娠中、授乳中に服用できないお薬があるため、妊娠中・授乳中の方は診察時に必ず医師に相談してください。

日常生活

治療しながら仕事を継続することはできますか?
腎臓は2つあるため、がんのある側の腎臓を手術で摘出しても、もう1つの腎臓が正常であれば、日常生活に支障をきたすことは通常ありません。早期に社会復帰できた患者さんもいますし、仕事を続けながら治療を受けている患者さんもいます。
食生活と発症率に関係はありますか?
肥満や高血圧は腎細胞がんの発症リスクを高めるため、適正体重を維持し、塩分控えめのバランスの良い食事を心がけるようにすることが大切です。また、野菜や果物は、腎細胞がんの発症リスクを下げるといわれています。喫煙習慣のある方は、禁煙をお勧めします。

その他

セカンドオピニオンを受けたいのですが、主治医に悪い気がして言い出せません。どうしたら良いですか?
腎臓にできる腫瘍の90%は悪性で、腎がんは画像検査でも確定診断が難しい病気ではありません。治療の基本は手術療法になりますが、近年は術式などの選択肢が増えています。また、再発した場合にもさまざまな治療選択肢があります。腎細胞がんと診断されたなら、ご自分の病気を理解し、納得した上で治療方針を決めることが大切です。そのためにセカンドオピニオンを得ることは大切なことといえます。セカンドオピニオンを求める際には、現在の担当医に紹介状を依頼しましょう。紹介状があれば、それまで行った検査の内容がそのまま伝わりますから、スムーズに説明を受けることができます。

→詳しくは【セカンドオピニオン】をご覧ください
がんについて何でも相談できる仲間がほしいのですが、どうすれば良いですか?
患者会や患者サロンという患者さんやそのご家族の情報交換の場があります。不安や悩みを共有することができるので、「自分だけではない」という気持ちになれるかもしれません。様々な環境の方がいるので、体験談を聞いたり、アドバイスを受けたりすることもできるでしょう。

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